
普段は気にしていなくても、水着になる時はさすがに気になるという人が多い背中のムダ毛。
水着に限らず、首回りの開いた服の時には意外と人目に触れてしまう場所です。鏡越しでしか見ることができないし、手も届きづらいことから自分で処理するのはとても難しい場所ですが、自分で処理するためのさまざまなグッズも販売されています。
そういった背中脱毛グッズは、背中のムダ毛をなんとかしたい!と思ったその時に、気軽に試せるというメリットがあります。
今回は比較的入手が簡単で、思い立った時にセルフでできる背中脱毛グッズの中でも、特に手軽な脱毛クリーム(除毛クリーム)と脱毛タオル(除毛タオル)についてご紹介します。
★目次★
セルフでもできる背中脱毛グッズ①脱毛クリーム(除毛クリーム)
一般的に脱毛クリームと呼ばれている商品は、肌の表面に出ているムダ毛を薬剤で溶かして除毛します。
カミソリやシェーバーなどの処理と比べると、より毛穴の奥まで処理できるので、見た目が美しく仕上がります。
処理したい場所にクリームを塗って数分放置した後に洗い流すだけなので、短時間で広範囲のムダ毛を処理することができるため、セルフでの背中脱毛をやっている人には最もポピュラーな脱毛グッズです。
毛を毛穴から無くす脱毛と違って表面に出ている毛を取り除くため除毛クリームと呼ばれることもありますが、ここではより一般的な脱毛クリームという呼び方で進めていきます。
脱毛クリームの選び方
数百円の安価なものからさまざまな種類の脱毛クリームが販売されていますが、必ず背中にも使えるかどうか確認しましょう。
大抵の商品には使用範囲や使用できる部位についての記載があります。
同時に使用方法についてもよく読んで、正しい使い方をすることが非常に大切です。
パッチテストを行なう
選んだ脱毛クリームが自分の肌に合うかどうかを確認するために、必ずパッチテストを行ないましょう。
パッチテストは塗っている間に異常がないか確認するのはもちろんのこと、可能であれば使用後洗い流してから24時間から48時間くらいは変化がないか様子を見ることをおすすめします。
この時点で肌に異常があった場合は、その脱毛クリームを使用することはやめましょう。
またパッチテストで異常が現れなかった場合でも、その後の使用中に異常を感じた場合はすぐに洗い流すなどして使用を中止しましょう。
症状がひどいようなら速やかに医療機関に相談することをおすすめします。
爪や髪につかないようにする
脱毛クリームはたんぱく質を溶かす性質ですので、髪や爪などたんぱく質でできている部分にはつかないようにする必要があります。
万一ついてしまった場合はすぐに洗い流して下さい。
そうならないためにも、髪の長い人はしっかりまとめてシャワーキャップを被るなどして防護するようにしましょう。
爪につかないように、薄いゴム手袋を使用しても良いかもしれませんね。
肌もたんぱく質でできていますので、説明書に書いてある時間以上塗ったままにするのは肌を痛める可能性がありますので、くれぐれも使用時間は守るようにして下さい。
届かない場所にはアイテムを使う
脱毛クリームは、塗った後放置する時間は数分のものが多いので、背中全体に塗る場合には素早く塗らないとあっという間に時間が経ってしまいます。
慣れないうちはいきなり全体に塗ろうとせずに、背中の上の部分だけに塗るなど範囲を小さくするのも一つの手です。
そして手の届かないところには、適度にしなるキッチン用のゴムベラがオススメですが、手の届かない場所だけではなく、クリームを塗る時は爪につけないためにも手ではなくヘラで塗る方が良いかもしれませんね。
大きめの鏡に背中を映して利き手にゴムベラ、利き手じゃない方の手に手鏡を持って、塗り残しがないか確認しながらまんべんなく塗りましょう。
そして決められた時間がきたら、すぐに洗い流すことが肝心です。
もしうまく除毛できていなかったとしても、さらに放置するのは絶対にやめましょう。
そして処理後は肌が敏感になっていますので、いつも以上にしっかりと保湿することが大切です。
脱毛クリームのまとめ
うまく脱毛クリームで処理ができれば1週間程度はムダ毛が目立たずに過ごすことができるそうですが、中には3~4日おきに処理をしている人も。
手軽な脱毛クリームですが、使用頻度の高い人はコストも意外とかかってしまいますね。
また脱毛クリームは多くの化学薬品を使用していますので、体調が優れなかったり肌の状態が悪い時には使用するのをやめましょう。
きついニオイがするものもありますので、浴室や洗面所で使用する場合は換気にも注意が必要です。
セルフでもできる背中脱毛グッズ②脱毛タオル(除毛タオル)
脱毛クリームよりもより手軽に背中脱毛できるのが脱毛タオルです。
超極細の繊維や複雑に編まれた編み目でうぶ毛をからめとることができるというグッズです。
いつもお風呂で使っているボディー洗い用のタオルの代わりに使うだけという手軽さで特に若い世代に人気のようです。
脱毛タオルも肌の表面に出ている毛を取り除くので、効果としては毛を根元から抜く脱毛ではなく除毛にあたるのですが、こちらも一般的に呼ばれている脱毛タオルという呼び方で進めていきます。
脱毛タオルで背中脱毛できるの?
セルフで背中脱毛をやるのに、脱毛タオルほど手軽なものはないのですが、効果の感じ方は人それぞれです。
口コミによると背中の産毛がなくなってきたという声がある一方で、背中脱毛に関しては効果は穏やか、もしくはあまりないという声の方が多く見られます。
特に普通の毛や濃い毛にはほとんど効果を発揮しないという声も多数。
強くこすり過ぎて皮膚がヒリヒリしたり、お肌が荒れたりしたという声も多く見かけました。
使用した商品や毛質による差もあると考えられますが、背中脱毛に関する効果はそれほど期待できないのかもしれません。
脱毛タオルの背中脱毛以外の効果
背中脱毛にはあまり効果を発揮しないようなのですが、古い角質や毛穴の汚れを取り除くことができるのでザラザラしていた背中がツルツルになったり、ニキビが改善されたという人もいます。
商品によっては背中だけでなく全身(顔以外)に使えるため、体中脱毛タオルで洗って全身ツルツル肌になったという人も。
ザラザラ肌や背中ニキビに悩んでいる人は試してみる価値があるかもしれませんね。
ただし皮膚を傷つけたり炎症を悪化させる可能性があるのでゴシゴシと強くこするのはやめましょう。
脱毛タオルの素材
脱毛タオルの素材は、綿やシルクなどの天然素材のものとポリエステルなどの化学繊維のものがあります。
化繊の方が安価でドラッグストアやネットショップでも多く取り扱いがあり、綿やシルクなどの天然素材のものは化繊に比べると少々値が張って数も少ないようです。
石鹸をつけた時の泡立ちや洗い心地に差があるようですが、肌への刺激を考えると天然素材のものの方がオススメです。
脱毛タオルのまとめ
脱毛タオルは脱毛効果に関しては残念ながらあまり効果はないようです。
ですから、いつも使っているボディータオルの代わりに使って古い角質が取れたり、ちょっとでも産毛が少なくなればという人には良いかもしれません。
化学薬品などを使っている訳ではないので肌への負担を考えると安心ですが、くれぐれもこすり過ぎには注意して下さい。
最後に
正直に言いますと、綺麗に背中脱毛をするなら脱毛サロンやクリニックでの脱毛が確実です。
だけど費用のことやかかる時間を考えると通えないという人も多いですよね。
そんな時にセルフでできる背中脱毛グッズとして、脱毛クリームと脱毛タオルをご紹介しました。
どちらも背中脱毛の効果としては一時的で限定的ですが、手軽に背中のムダ毛を処理することができます。
どちらの場合も処理後はいつも以上に保湿を心がけてくださいね。