
背中脱毛を考えた時に気になるのがその効果。
実は背中脱毛は、効果が出るのに時間のかかる部位のひとつなんです。
その理由はズバリ、背中は産毛の多い場所だから。
なぜ産毛の多い場所だと脱毛効果が出るのに時間がかかるのでしょうか。
今回は、背中脱毛の効果について焦点をあてながら、効果的な背中脱毛のために知っておきたいことをまとめます。
★目次★
産毛だと脱毛効果が出にくい理由
一般的な脱毛の方法は、毛の黒い色に反応して熱を発する特殊な光をあてることで発生した熱により、毛根やその周りにダメージを与え、脱毛効果を得るという仕組みになっています。
※よく「脱毛は痛い」とか「熱い」と言いますが、それは熱が毛根にダメージを与えている証拠。脱毛効果を得られていると思うと少し我慢できますね。
サロンでの光脱毛もクリニックでの医療レーザー脱毛も黒い色に反応する光なので、太くて黒い毛にはよく反応し、高い脱毛効果があります。
一方で、産毛などの細くて色素の薄い毛には、反応が弱くなります。
そのため、産毛の脱毛の効果が出るまでには、太くて黒い毛に比べると照射の回数が多くなり、通う期間も長くなる傾向があります。
また光脱毛や医療レーザー脱毛の他にも、大手脱毛サロンのミュゼなどで採用されているS.S.C.脱毛や、電気脱毛といった脱毛法もありますので、それぞれの背中脱毛の効果についてみていきます。
医療レーザー脱毛での背中脱毛の効果
高出力で脱毛効果の高いとされる医療レーザー脱毛。
しかしやはり背中などの産毛に対しては、効果が出にくいという面があります。
そんな中でも、ダイオードレーザーと呼ばれるタイプの脱毛機は、日本人(黄色人種)の肌に最も適していて産毛にも効果があるとされています。
クリニックによっては数種類のレーザー脱毛機を完備し、体質や毛質に合わせて最も効果的な施術を行なっています。
黒くて太い毛に比べると効果は出にくいけれど、産毛でも効果を得られるような高度な技術を伴った施術が行なえるのが、クリニックでの医療レーザー脱毛だと言えます。
サロンでの光脱毛での背中脱毛の効果
サロンで行なわれている光脱毛(フラッシュ脱毛、IPL脱毛、ライト脱毛など呼び方はさまざまです)は、医療レーザー脱毛に比べると出力が低く、もともとの脱毛効果も医療レーザー脱毛に比べるとあまり高くありません。
サロンでの脱毛は医療機関と違って永久脱毛と謳うことはできず、抑毛や減毛、不再生脱毛といった言い方をするのはそういった理由があります。
背中などの産毛に関してはさらに効果が弱くなり、人によっては何回照射しても効果が感じられないといったこともあるようです。
S.S.C方式の背中脱毛の効果
ミュゼや脱毛ラボで採用されているS.S.C方式と呼ばれる脱毛法は、光脱毛とは脱毛の仕組みが違います。
S.S.C.方式は、専用のジェルの上から光をあてる脱毛方式で、ジェルに含まれる有効成分によって脱毛を促す方法です。
他のサロンでの光脱毛と比べると、産毛でもある程度の効果が期待できますが、そもそもの脱毛効果自体が医療レーザー脱毛に比べると劣るので、やはり照射回数を多く必要とする傾向があります。
ただ、光脱毛と違って毛根に直接ダメージを与える訳ではないため、痛みはほとんどないと言われています。
ニードル脱毛の背中脱毛の効果
電気脱毛や絶縁針脱毛と呼ばれる、最も長い歴史を持つ脱毛方法です。
毛を1本1本処理して行くため、産毛でも脱毛でき、また光脱毛や医療レーザー脱毛では処理のできないデリケートな部位や白髪も処理することができます。
ある意味最強の脱毛法ですが、痛みが強く、またかかる時間とコストは膨大です。
背中脱毛だと範囲が広いので、どれくらいの時間と費用がかかるのか、具体的に明記しているところは見当たりませんでした。
実施している医療機関も少なく、サロンの場合は大手だとTBCくらいです。
背中脱毛の効果を重視するならクリニックでの医療脱毛
もともと効果が出るまでに時間がかかりがちな背中脱毛ですが、どの脱毛方法を選ぶかによってもさらに差が出てきます。
サロンの光脱毛では、全く効果が出ないという訳ではないでしょうが、あまり期待できないと考えてよいでしょう。
S.S.C.方式による脱毛も、もともと効果が穏やかなため、背中脱毛についてはやはり回数を重ねることは覚悟した方がよいかもしれません。
背中脱毛の効果を重視するならば、クリニックでの医療レーザー脱毛が最もおすすめです。
ニードル脱毛は、効果は絶大ですが、かかる費用と手間を考えると現実的にはあまりおすすめできません。
いくらでもお金と時間はかけても良い、痛みも我慢するから確実に処理したい!という方向けですね。
背中脱毛についての具体例(リゼクリニックで背中脱毛するとしたら)
ここでは、具体例に背中脱毛をイメージするために、背中脱毛をする場合の効果やリスクなどについてリゼクリニックを例にとって見ていきます。
使用する脱毛機
リゼクリニックでは、肌質・毛質に合わせて3種類のレーザー脱毛機を使い分けることで、最大の効果を最小のリスクで引き出すようにしています。
使用されている脱毛機はダイオードレーザータイプがライトシェア・デュエットとメディオスターNeXT、ヤグレーザータイプがジェントルYAGです。
患者側から脱毛機の種類を指定することはできませんが、ドクターが一人一人の診察を行なった上で、その場所に合わせて最適なものを選択してもらえます。
背中脱毛のプラン
リゼクリニックでは、5回の照射で脱毛結果に満足し、完了する人が多いということで、コースの回数を5回に設定しています。
個人差があるので5回以上の施術が必要な場合、コース終了後は1回の料金が半額以下になる特別価格が用意されています。
また万が一硬毛化や増毛化がおきてしまった場合は、5回コース終了後も1年間無料で照射してくれるという保証があるので安心です。
*硬毛化や増毛化は産毛が多い場所でレーザー照射後にまれに起こる、太くて濃い毛が生えてくるようになる症状です。
原因は分かっていませんが、リゼクリニックでは10%程の人で現れているそうです。
硬毛化や増毛化が起こった場合でも、さらに照射することで硬毛化増毛化した毛を脱毛することができます。
産毛への効果について
リゼクリニックでは、ホームページ内で、背中などの産毛へのレーザー脱毛の効果や硬毛化・増毛化やその他のリスク、背中脱毛の範囲などについても詳しく解説しています。
効果の出にくい場所であることを明確に記載した上で、より満足のいく効果を得るための施術を行なっていることが伺えます。
最後に
リゼクリニックを例にとって見てみましたが、背中脱毛についてはどこのクリニックで行なうにしろ、最初のカウンセリングの時に、自分の肌質や毛質を見てもらった上でどんな施術をしてもらえるか、何回くらい照射が必要か、よく確認した方が良いでしょう。
それはサロンでの脱毛の場合でも同じです。背中脱毛をするとして、自分の場合は何回くらい照射が必要か、ずばり聞いてみても良いと思います。
サロンやクリニックの方はたくさんの症例を見ているでしょうから、おおよそのプランは提示してもらえるはずです。
ただし、やってみなければわからない部分があるのも事実でしょうから、提示されたプランより少し多く考えておくと自分の望む背中脱毛の効果が得られるのではないでしょうか。
頑張った先にはつるんとした背中が待っているはずですよ。