脱毛初心者さんの大半がここから入ると思われる、「光脱毛」。
その光脱毛についてお話をしていきます。
「カミソリや毛抜きでのムダ毛処理に嫌気がさして来たけど、脱毛のこと何も分からない…」
そんなあなたへ、出来るだけ専門用語使わないよう分かりやすく解説していきます。
- 光脱毛、フラッシュ脱毛、SSC脱毛、IPL脱毛で混乱しなくなる
- 毛が抜ける仕組みが分かる
- 何で初めて脱毛する人は光脱毛から入るのか分かる
- メリット
- デメリット
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光脱毛って何?
光脱毛とフラッシュ脱毛は同じものです
まず、大前提として解決して起きたい問題としては、「光脱毛とフラッシュ脱毛は違うものなの?」という疑問。
「光脱毛 仕組み」という検索ワードで検索すると、下の画像のような検索結果が表示されることが多々あります。
「えっ?光脱毛だけじゃなくて、フラッシュ脱毛っていうのもあるの?」と混乱させる、脱毛初心者に優しくない検索結果ですね(Google先生は何も悪くないです)。
安心してください。光脱毛とフラッシュ脱毛は同じものです。世間一般的には「光脱毛」という言葉の方がより浸透しているだけです。
これから先、脱毛について調べていく中で色んなサイトを見ていくと思いますが、光もフラッシュも一緒なので迷わず読み進めていってください。
SSC脱毛、IPL脱毛は光脱毛の一部です
「光脱毛とフラッシュ脱毛って違うの?何か種類があるの?」と思って、「光脱毛 種類」で検索すると、今度はこんな結果に。
SSC脱毛?IPL脱毛?
もう勘弁して!
と、思わず叫びたくなるほど、どんどん新しい単語が出て来ます。
でも安心してください。SSC脱毛も、IPL脱毛も、同じ光脱毛の一種です。「小型犬」の中に「チワワ」と「ダックスフンド」がいるようなものです(ちなみに光脱毛とレーザー脱毛は、「犬」の中の「大型犬」と「小型犬」ぐらいの違いがあります)。
SSC脱毛とIPL脱毛の違いについて
脱毛初心者さんでここまで知っておく必要があるのかは謎ですが、気になる人もいると思うので、一応違いの概要だけ書いておきます。
どうしても違いを詳しく知りたいという方は<【光脱毛の代表格】SSC脱毛とIPL脱毛の違い>という記事を後でまとめておきましたので、そちらを見てみてください。
- 光の種類:SSC脱毛はクリプトンランプ、IPL脱毛はキセノンランプという光を使う
- ジェルの有無:SSC脱毛はジェルを塗り、IPL脱毛は塗らない
- 効果:どっちも大差ない。ジェルがある分、SSC脱毛の方が産毛にも効果あると言われている。劇的な差ではない
- 肌リスク:比較的SSC脱毛の方が痛くない。ジェルの成分が合わなくて肌が荒れる可能性がゼロではないため、ジェル無しのIPL脱毛を選ぶ人もいる
- 使ってる主なサロン:SSC脱毛は、ミュゼ、脱毛ラボ。IPL脱毛は、キレイモ、エピレ、TBC、シースリー、銀座カラー、エターナルラビリンス
こうやってみると結構な違いがあるように見えますが、受ける側としては、ジェルの有無以外は大して違いがないです。
光脱毛の仕組み~何で毛が抜けるの?~
私も最初、光脱毛という言葉を聞いた時、「光当てるだけで毛が抜けるだけなら、毎日日光浴すればいいのでは?」と思ってしまいました。
何で光を当てたら毛が抜けるのでしょう?
メラニンに働きかけて毛乳頭を弱らせる
光脱毛で使われる光は、「メラニン」に反応する特殊な光です。日光とは波長も強さも異なります。
日焼けやシミなどの原因である「メラニン」って聞くと、「光脱毛を受けると日焼けするの?シミが出来るの?」と怯んでしまいますが、そんなことありませんので安心してください。
メラニンを増やす光ではなく、メラニンに熱を持たせて弱らせる光なのです。
黒い紙に虫眼鏡で日光を集中させると、熱を帯びた後に発火するという実験を理科の時間でやった人も多いと思います。原理としてはこれと似たようなものです(この原理自体は、光脱毛も、レーザー脱毛も同じです)。
メラニンにだけ反応する波長の光を当てて、メラニンに熱を持たせて毛乳頭を弱らせる。
これが光脱毛の仕組みです。
毛乳頭とは、毛根の中にある細胞の1つで、毛が生えるために必要な栄養素を供給してくれるところですね。
その毛乳頭を弱らせることで、ほとんど生えなくなるか、弱々しい毛しか生えてこなくなるという仕組みです。
イメージとしては、お母さんがご飯をあまり食べてくれなくなって、お腹の中の赤ちゃんに栄養が行き渡らなくなる、みたいな感じでしょうか(あくまでイメージの話です)。
初めての脱毛は光脱毛でやる人が多い理由2つ
理由1:脱毛サロン最大手のミュゼが光脱毛だから
エステサロンで脱毛メインのところといえば、やっぱりミュゼプラチナムが一番有名ですね。数百円で脇とVラインは何回でも何年でも受けられるという、超破格のキャンペーンをやっていることでも有名で、電車やTVCMなどで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?サロンに限らず、脱毛業界の最大手と言っても過言ではないです。
そして、その業界最大手であるミュゼプラチナムの脱毛方法が光脱毛なのです。
一番お客さんを抱えているミュゼプラチナムが光脱毛なら、そりゃ光脱毛から初める人が多いのも当然ですね。
理由2:初心者さんにはサロンの方がハードル低いから
脱毛を行っている病院の多くは「美容外科」。美容外科イコール整形というイメージが強い人にとっては、「そこまでガチな悩みではないし…」と腰が引けてしまいます。
「病院」や「クリニック」に比べると、まだいくらか一般企業が運営しているエステサロンの方が、敷居が低いのかもしれません。
以上、背景や心理的な理由でした。
もちろんこれ以外にも、メリットやデメリットを比較して選んだという人も多いはず。
そこで、次の見出しからはメリットとデメリットについて説明していきます。
メリット
料金が安い。とにかく安い
先程お話したミュゼプラチナムを始めとし、1回あたりの料金は、光脱毛を行っている脱毛サロンの方が安いのです。
学生さんでも、自分のアルバイト代で払えなくはない程度の額で受けられます。
痛みが少ない
レーザー脱毛と比較すると、痛みが少ないというのも大きなメリットです。
VIOなどデリケートな部分で比較すると、光脱毛は、輪ゴムを軽く引っ張ってからパシッと当てられたぐらい。レーザー脱毛は、針でブッ刺されたくらいの痛みがあります。
痛みが少ないから続けやすいのも光脱毛の特徴ですね。
施術時間が短い
光脱毛は1回の照射で広範囲に当てることが出来ます。その分、1回あたりの施術時間が短くて済みます。
お肌トラブルのリスクが少ない
レーザー脱毛と比べると、光脱毛は威力が弱いため、火傷などの肌リスクは低いです。
デメリット
永久脱毛ではない、効果が薄い
光脱毛は永久脱毛ではありません。「再生能力低下脱毛」ぐらいの感じでしょうか(こんな言葉は実在しません。あくまでイメージです)。
完全に生えてこなくさせるわけではなく、産毛くらいの目立たない毛にしてくれるだけに近いのです。
最長5年?通う期間がとにかく長い
また、1回あたりの脱毛効果も弱く、平均で18回くらい受けないといけません。
コンスタントに通えたとしても1年半以上かかります。都合がなかなかつかず、2年以上かかる人がほとんどです。
脇やひざ下など、太く濃い毛が生えている部分は3年以上かかることもザラです。
総額で見ると実はあまり安くない
ミュゼプラチナムの脇+Vラインのように、何年でも何回でも通い放題プランなら関係ないですが、●回で●万円といった回数制限があるコースの場合、2年も3年も通い続けると結構な金額になってしまいます。
トータルで計算するとレーザー脱毛より高くなるケースも少なくありません。
勧誘が凄い
エステサロンは一般企業が運営しています。サービス業、接客業ですから、言葉巧みにお客さんから契約を取らないといけません。
一方、病院やクリニックは、所詮は病院なので、サロンに比べると「ほぼ勧誘なし」に近いです。
私は、道を歩いてて「居酒屋のご利用ないですか?」と話しかけてくるお兄さんや、「手相の勉強してまして」と話しかけて来るお姉さんに、「あ、間に合ってます…」と言う時ですら、申し訳ない気持ちになってしまうくらい気が弱い性格です。
そんな私は、業界で一番勧誘がアッサリしてると言われているミュゼプラチナムですら、「怖い…」と感じてしまいました。
「要らないです」ってバシッと言えて、しかもそれが別にストレスにもならない人なら問題ないと思いますが、私のように「断る」という行為自体がストレスになってしまう人は、病院・クリニックがオススメです。