「爆発くしゃみ」をするオッサンへのベスト改善案を考えついた

突然ですが、私のお向かいと斜め後ろと斜め前には、弊社の中の「高齢四天王」の内、三人がいます。

後ろの後ろの島には、新卒の女の子とかアルバイトの女の子とかもいるのに、何だこの待遇の差は…あっちの島いい匂いするな…と思わないこともないんですが、今はさておきましょう。

問題は、この三人、めちゃくちゃくしゃみがうるさいことです。

仕事に集中してる時にされると、何が爆発したのかと思うようなくしゃみなんです。

集中が完全に途切れるし、本気で心臓に悪いんです。

ビックリする男女

でも「くしゃみ うるさい」みたいなので検索しても「口を閉じましょう」とか「ハンカチで押さえましょう」とか、「オッサンがそんなことしてくれるわけないじゃん!」って改善方法ばかり。

あと、「そんなの上司に言えないじゃん」っていう。

でも仕事的にも私の健康的にも迷惑なので、何とか改善してもらうために考えに考え抜いた結果、ベストな改善案に行き着きました。

それが、『「口筋やってる?」運動』です。「筋トレが最強のソリューションである」で言ってた通りやっぱり99%の問題は筋肉が解決してくれるんです。

何だそれと思われるかもしれませんが、何卒最後までお付き合いください。

まずは原因から考えてみました。

※本ページにはPRが含まれます。

くしゃみがうるさいのはオッサンだけか?

まず浮かんだのがこの疑問。

いやオッサンより数は少ないものの、オバハンでも結構うるさいのはいる。

おばさん

でも若い女の子で「アンタのくしゃみ心臓に悪い」って思ったことは今のところないです。

会社内でも、20人以上20代前半~半ばの男性がいますが、別にうるさくありません。

一瞬意識は持っていかれますが、「おー、大丈夫―?」って心配する余裕すらあります。

もしかして加齢によるものなのか?

確かにうるさいくしゃみするのは30代半ば~の「オッサン」の「オッ」くらいまで来てる人たちからのような気がします。

でも加齢によってどこが衰えて、くしゃみがうるさくなるのだろう?

もしかして:口周りの筋肉

これは私の周りのオッサンがたまたまそうなのかもしれませんが、くしゃみうるさいTOP3は全員クチャラーも兼任してます。

クチャラーの男性

基本的にお口を閉じられない人たちが、加齢によって口周りの筋肉が衰え、さらに閉じられなくなり、爆発みたいなくしゃみする説が浮かび上がりました。

口が開いてりゃデカい音が出るのは当たり前ですね。

そして、口周りの筋肉が衰えてれば、口を突いて飛び出てくるようなものを、押さえ込むのが間に合わなかったり、押さえ込み切れないのも納得です。

「気をつけてください」でどうにかなる問題じゃなさそうです。

何で女性の方がくしゃみは小さいのか?

爆発くしゃみの人はクチャラー兼任率高いと先ほど書きましたが、そういえば男性に比べると女性のクチャラーって少ないように思います。

食事する女性

私がもし息子と娘を持っていて、二人共クチャラーだったら、もちろん二人共真剣に矯正しようとは思いますが、より必死になるのは娘の方だと思います。「女の子でクチャラーなんて致命的過ぎる」と、自分がクチャラー大嫌いな分、相当必死こいて直します。

世の中のお母さんも同じような気持ちなのではないでしょうか。せめて娘だけでも、と。

つまり、女性ほど子供の時から「きちんと口を閉じて噛む」という教育を受けて来ている率が高いのです。

そして、女子会だ井戸端会議だと、お喋り大好きな女性は口を動かす回数が多いのも関係しているかもしれません。
結果的に女性の方が口周りの筋肉が発達していて、くしゃみを押さえ込む力も強いのではないでしょうか?

男性の方が口周りの筋肉が衰えやすいのは本当か?

食事やお喋り如きでそんなに影響するのか?男性の方が筋肉つきやすいのではないのか?と思ったので、介護士の友人に質問してみました。

すると「ああ、確かに無口なおじいちゃんほど、固形物を食べれなくなるの早い」と言っていたので「嚥下障害(食べ物を飲み込めなくなる障害)」の男女比を見てみました。

嚥下障害の男女比
データ参照:徳島赤十字病院 耳鼻咽喉科「当院における嚥下機能評価の現状」レポートより。

食事介護される男性

いやー圧倒的に男性が多いですね。7:3。ダブルスコア以上。

で、この嚥下障害の予防方法は「発音」をきちんとすることや、「口や舌を動かす」トレーニングで改善・予防出来るそうなんですね。

食事の際の注意事項にも「少量ずつ口に入れ、よく噛む」「ながら食事はしない」って書いてあります。クチャラーによくある、頬張りすぎて口が閉じないとか、口の中にまだ残ってるのに、次の一口を頬張り始めるとか、やったら食べるの早いとか、漫画読みながらご飯食べたりとか、会話を楽しみながら食事が出来ないとか、それら全てが口周りの筋肉の衰えにも繋がっていくようです。

オトコが鍛えるべき筋肉は口周りにアリ!

つまり、きちんと口周りの筋肉を使うことを意識すればクチャラー改善にも、爆発くしゃみ改善にも、嚥下機能の改善にもなるワケです!すごい!一石三鳥!

男性の筋トレというと腹筋、胸板、二の腕あたりが人気なようですが、どんだけ筋肉あってもクチャラーは嫌ですし、爆発くしゃみされるのも嫌です。

「◯◯な男は嫌だけど、でも福山雅治なら許しちゃう」と、女性から圧倒的支持を受ける福山雅治さんですら、もしクチャラー+爆発くしゃみだったら許容出来ない女性が出て来るでしょう。

オトコがやるべき筋トレは、口周りの筋肉トレーニングなのです!!

これは是非男性間で広めて欲しい筋トレです。

女性から「口閉じて食べてよ!」とか「くしゃみうるさいんだけど」とか言われても「うるっせーな!」で終わってしまう率高いですし、運良く聞き入れてくれたとしても、やはり習慣に基づくものですし、しばらくは頑張ってても気がつくと元に戻ってしまうんです。

男性の皆さん「口筋やってる?」を流行らせてください!

だからこそ男性同士で「お前、ちゃんと腹筋やってる?腹ぶよぶよだとモテないぞ」みたいなノリで、「お前、口筋ちゃんとやってる?」って言い合って欲しいんです。

いかに小さいくしゃみ出来るかが「口筋力」の証明です。どこまで己を押さえ込めるのか、是非力試しをしてみてください。

大変不本意ではありますが、「口筋鍛えると女の子が喜ぶ」ってことにしといてくれても構いません。それでクチャラーと爆発くしゃみが減るのであれば…。

私は信じています。男性の「モテたい欲」と「夜のテクニック」的なものに対する情熱を。
モテる男性

これが流行ってくれたら、上司にも「口筋トレってご存知ですか?最近流行ってるらしいんですよ~」って言いやすいのです。

口筋の鍛え方はオムロン社が紹介している、発音と、首・口・舌トレーニングを引用いたします。

●発音のトレーニング
パ行(パ、ピ、プ、ぺ、ポ)、ラ行、タ行、カ行、マ行を繰り返し発音します。これらの音を発する時には、食べ物を飲み込む時と同じ器官(口、舌、のどなど)を使うので、器官を鍛えることができます。

●首や口・舌のトレーニング
首や口・舌の周辺の緊張をとり、リラックスさせることで、飲み込む時の筋肉運動をスムーズにすることができます。

首のトレーニングは、肩の力を抜いて、首をゆっくり前後・左右に動かし、首筋をしっかり伸ばすようにします。口のトレーニングは、ほおをふくらませたり、へこませたりを繰り返します。舌の場合は、思い切り前に出したり、引っ込めたりします。

●食事で気を付けたいこと(一部抜粋)
少量ずつ口に入れ、よく噛む
口の中のものを飲み込んでから、次のものを口に入れる
引用元:オムロン社「嚥下(えんげ)障害の予防は日常のトレーニングで」より。

いつか口筋トレーニングが、髪や服装やヒゲと並ぶぐらいの「男のエチケット」の仲間入りする日を心待ちにしています。

是非皆さんのご協力をお願いいたします!!!

というわけで、私はただいまよりTarzan編集部さんに「どうか口筋トレの特集を組んでください」と依頼してきます。他にモテたい男性(20代後半以上)に影響ありそうな雑誌やメディアあったら教えてください。プレジデントとか…?


画像:「いらすとや」 (いらすとやさんには本当に何でもあるなぁ。)

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