クレオパトラも脱毛していた?!女性とムダ毛の歴史はいつから?

クレオパトライメージ

突然ですが、ムダ毛処理していて、「面倒くさいなぁ」と思ったことありませんか?

「何でこんなことしなきゃいけないんだ。誰だよ、こんな文化生み出したの…」と、知らない誰かを恨んだこと、私はあります。

そもそも体毛って必要だから生えているわけで、それを剃らなきゃいけないなんておかしいじゃないか、と憤ったこともあります。

そこで、現代女性をこんなにも苦しめ、苛立たせる「ムダ毛との戦いの歴史」を調べてみました。

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ムダ毛との戦いの起源は原始人から?

調べてみた所、「原始時代にはすでに脱毛の文化があった」という記述があり、早速絶望しました。

脱毛そのものは、考古学的には2万年ほど前から鋭利な石器や貝殻を用いて削り取るように剃っていた、と推測されている。

-ウィキペディア:脱毛(美容)-

石器を薄くしてナイフのようにして毛を剃ったり、貝殻で毛を挟んで引き抜いたり、道具がちゃんとしてないだけで、やってることは私たちと変わらない…?

原始人の女性イメージ

原始人女性「むしろちゃんとした道具に恵まれてるあなた達が文句言うんじゃないわよ」

そんな声が聞こえてきそうです。

いや、現代人からすれば「あなた達が、ムダ毛なんて気にしないでいてくれたら、私達は楽だったのに!」と反論したいところですよね。

原始人がなぜ脱毛を?

原始人が体毛を処理していたのは、ひとえに「不衛生だから」という理由が有力なようです。

色んなものが清潔に保たれている現代とは異なり、原始時代は普通に生きているだけで、シラミや寄生虫に狙われる時代。

髪の毛は、日差しから頭を守るために必要ですが、その他の体毛は髪の毛ほどは生えているメリットがなかったのでしょう。

体毛が薄い遺伝子は生き残りにくかった?

2万年も前から「無駄」と認定されているのであれば、何で今でも私たちの身体にはムダ毛が生えたままなのでしょう?

今よりもっと原始的な理由で子孫を残していた時代の人たちなら、「より無駄が少ない遺伝子を持つ者=体毛の薄い者」が持て囃されて、多くの子孫を残そうとアプローチされたに違いないのに。

恐らく、体毛が薄い者は、髪の毛や眉毛、まつ毛といった、「必要な方の毛」も薄かったのでしょう。

汗をせき止めてくれない、風で舞っているゴミや微生物を弾いてくれない。

目に細菌が入りやすい=視力を失いやすい個体は、良い遺伝子を残すことが最優先だった時代においては「劣等遺伝子」として見られたのかもしれません。

結果として、私たちは今の今までムダ毛を生やしたままの遺伝子を受け継いで来てるのです。

必要な毛はしっかり生えていることが望ましく、ムダ毛は処理すればいい。

そう考えるのは百歩譲ってまだ理解出来るとして、せめて「ムダ毛が生えていると恥ずかしい」みたいな風潮だけは残さないで欲しかったと思います。

原始時代の人たちは、少なくとも「アタシ、足の毛、マジやばくてー。こんなの彼氏に見せらんなーい」みたいなこと言いも思いもしなかったはずなのです。

いったいいつから「毛が生えていることは恥ずかしい」という感覚が生まれたのでしょう?

クレオパトラの時代にはすでにワックス脱毛があった!

世界三大美女に名を連ねるクレオパトラは、すでに脱毛剤らしきものを使用していました。その内容は、焼いたハスの葉を油と一緒に亀の甲羅の中に入れ、カバの脂肪を加えたワックスを肌に塗って一気に剥がし、毛を抜くというもの。(中略)当時のヨーロッパでは、「体毛は不潔」と考えられていたため、男女を問わず脱毛が行われていました。

ジェイエステティック:いつの時代も女性はツルスベ美肌がお好き? 歴史にみる脱毛方法の変革-

クレオパトライメージ

さすがクレオパトラ様。

時代を先取りなんてレベルじゃありません、歴史を先取りした美容術をお持ちでした。

しかし、この時代は男女問わず「不潔だから」という理由で脱毛をしていたようです。

あくまで、衛生面を重視していたので「恥ずかしい」が理由ではない模様。

どこから「恥ずかしい」は来てるのでしょう?

日本では平安時代から毛抜きで脱毛していた?

もしかして何でも恥ずかしがる日本人特有の感覚なのかと思い、日本における脱毛の歴史も調べてみました。

日本では、平安時代の女性たちがすでに脱毛を行っていたようです。

しかし、手足やワキなどのいわゆるムダ毛ではなく、現代で言うところの「モテ髪」「モテ眉」にするために、不要な髪の毛や眉毛を毛抜きで抜いていたという文献が残っています。

平安時代の女性イメージ

源氏物語のイメージのせいだとは思うんですが、この時代の男女の恋愛へのパッションは凄まじいという印象が強いので、「モテ髪」「モテ眉」への執着も凄まじかったのではないでしょうか?

この時代からすでに「カワイイ」を作ろうとしていて、「カワイイを作るために毛は無駄」という発想が根付いていたようですね。

とはいえ、この時代ではまだ一部の貴族がやってたことです。

「紙」ですら高級品だった頃、貴族様たちがやってることは、一般庶民には縁遠かったものの、時代が進んで色んな情報が出回るようになった江戸時代になると、すでに「乙女の嗜み」として脱毛が定着していました。

江戸時代にはVラインのお手入れする文化があった

ワキや手足の脱毛が根付いたのは、ミニスカートやノースリーブの服が日本で流行った戦後のことだと言われていますが、Vラインに関してはすでに江戸時代からお手入れされていたようなのです。

その文化のスタートは、遊郭にいる遊女の皆さん。

遊女のイメージ

今でこそ自分で望んで夜の世界で働く女性もいますが、この時代では大半が「親の借金の肩代わり」か、「身寄りがなくてここで働くしかない」かのどちらかだったようです。

遊郭から抜け出すには、売れっ子になって借金を全て返し終わるか、どこぞの金持ちに見初められて愛人として「身請け」してもらうかのどっちかしかありません。

そしてどちらにせよ一定以上には売れっ子になって、とにかく色んなお客を呼べるようにならないといけないので、遊女の皆さんの「あの手この手」で評判を呼ぼうとする努力は凄まじいものがありました(話が脱線するので、ここでは割愛しますが、時間があったら調べてみてください。感動すら覚えるレベルです)。

そんな遊女の誰か1人が「あの手この手」の一環でやり始めたのでしょうね、アンダーヘアの処理。

毛を無くすだけでいいなら誰でも真似出来るので、アンダーヘアの処理が好評だって分かれば、遊郭内ではすぐにブームが起きたでしょう。

そして当時、成人男性向けのビデオやら写真集やらはありませんし、一般女性の大半は結婚するまで性交渉しないのが普通でしたし、若い男性が知ってる本物の女性の身体というのは、遊郭にいる女性たちが基本だったと考えて間違いないでしょう。

きっと、遊女の身体しか知らない男性と結婚して、「えっ、お前なんで処理してねーの?」と無神経な言葉を言われて傷ついた女性が、近所のカミさん連中に相談したり、井戸端会議で愚痴を言ったりして、段々と一般女性の間にも広まっていったのではないでしょうか。

「無駄な毛が生えていることは恥ずかしい」という概念が生まれたのはこの頃からなのではないかと推測します。

いつの時代も「お仕事」として働いてる女性と、一般女性との線引が出来ない男性には困らせられるものなのでしょうか…。

終わりに

色んな時代に、色んな文化を経て、未だに私たちはムダ毛と戦い続けているわけです。

「無駄だから」で2万年以上、「恥ずかしいから」でも300年以上。

いい加減この呪縛から抜け出したいと、切に思いました。

光脱毛では、出産や閉経などホルモンバランスが大きく変わることをキッカケに、また毛が生えてくる可能性があるので、完全に無駄毛の呪縛から解き放たれるには、永久脱毛を受けるしかありません。

永久脱毛とは?その仕組みを分かりやすく解説

ムダ毛と女性がおりなす、まさに不毛な戦い。

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