脱毛をやる上で、知らないワケにはいかない「医療レーザー脱毛」。
ここでは、「医療レーザー脱毛って聞いたことはあるけど、何なのかよく分からない」「聞いたこともなかった」という方を対象に解説していきます。
- レーザー脱毛とは何か
- レーザー脱毛の仕組み
- メリット
- デメリット
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★目次★
医療レーザー脱毛とは?
「医療」とついている通り、病院・クリニックでしか受けられない脱毛方法です。
必ず医師がいるところじゃないと出来ないですが、実際に施術するのは看護師さん(女性)であるところが大半なので、その点はご安心を。
エステなどでは比較的出力が弱い「光脱毛」という方法を取っていますが、レーザー脱毛は、光脱毛よりも出力が強い方法です。
出力が強いと言われても何だかピンと来ない方のために、こんな例えを1つ。
真っ暗な部屋で、蛍光灯をつけた瞬間の眩しさは、「うっ、眩しい…」くらいだと思うんですが、会議等で使うレーザーポインターを目に当てられたら「ぐあっ!!」ってなると思います(当てられたことないですが)。
そんな強い攻撃を、ムダ毛の根っこに向かって出来るのがレーザー脱毛です。
強いからこそ、「医療行為」として、医師がいるところじゃないと受けられないのです。その昔、エステでレーザー脱毛を行って、経営者が逮捕されたこともあります。
必ず信用出来る病院・クリニックで受けるようにしてくださいね。
医療脱毛とレーザー脱毛は同じもの?
「医療脱毛」とは、病院・クリニックで受けられる脱毛の総称です。レーザー脱毛は、「医療脱毛」の内の1種に過ぎません。
ただ、医療脱毛の代表格はレーザー脱毛なので、医療脱毛とレーザー脱毛をイコールで使っている人も多いです。
詳しくは、後ほど【医療脱毛ってレーザー以外には無いの?】という記事でまとめます。
では、次の見出しからはレーザー脱毛の仕組みについて詳しくお話していきます。
どんな仕組みで脱毛できるの?
強いレーザーの光を当てることにより、ムダ毛の根っこ(毛母細胞といいます)にまで熱が伝わり、細胞を破壊します。
冷たい器にいきなり熱湯を入れるとヒビ割れちゃうのと似たイメージでしょうか。
毛母細胞とは読んで字の如く、毛を育てる母体となるような細胞です。これを破壊してしまうため、高い脱毛効果が得られます。
エステで受けられる光脱毛は、この毛母細胞をビックリさせるぐらいで、破壊はしません。何度も何度もビックリさせて衰弱させるイメージですね。
レーザー光線の仕組み
(画像参照:日本スキン・エステティック協会「フラッシュライトとレーザーの違い」)
エステで使われる光脱毛(フラッシュライトを使っているので、フラッシュ脱毛とも呼ばれていますが、光脱毛の方が一般的です)と、レーザー脱毛とでは、光線の質が違いますよ、ということを解説した図なのですが、教科書チックでよく分からないですよね。
フラッシュライトが、シャワーなら、レーザーライトは、ホースで水を出した時みたいなイメージでしょうか。
しかも、ホースで水を出した時は、遠くに行けば行くほど威力は弱まって、まっすぐ飛ばずに下に向かって落ちていきますが、レーザーはその威力(熱)がどこまで行っても変わらず、まっすぐ飛び続けます。
一方、フラッシュライトは複数ある光の線が散らばってしまい、熱も拡散されてしまい、結果として脱毛効果も強くはありません。
なお、レーザー脱毛で使うレーザーが反応するのは、メラニン色素を含む部分だけです。よって、レーザーが当たった皮膚全てに影響が出るわけではないので、ご安心ください。
レーザー脱毛を行うと皮膚がんになりやすいというのは、全くのデマです。
レーザー脱毛のメリット
それでは、レーザー脱毛のメリットを解説していきます。
効果&実感を得られるのが早い!
一番のメリットは、何と言っても、その効果の凄さにあります。
完全に生えなくさせるためには、数回通う必要がありますが、1回目から「確実に薄くなっている!」と実感出来ます。
例えば、Vラインのように、人によっては全くの無毛状態ではなく、適度に薄くしたいという人も少なくないと思います。
そんな時は1~2回やってもらうだけでも十分満足出来ると思います。
ムダ毛とおさらば出来るまでの期間や回数が少ない!
効果が凄いということは、脱毛が完了するまでの期間や回数も少なくて済むということ。
部位や体質によって必要な回数は変わって来ますが、1年以内には完了出来るというクリニックがほとんどです(エステは平均2~3年)。
私のように、何回も何回も通うのが面倒くさくて、一番痛いところが治ったら歯医者に行かなくなってしまうタイプの人は、恐らくエステでの脱毛は向いていません。医療レーザー脱毛をオススメします。
勧誘されないところが多い
そこはやっぱり良くも悪くも病院・クリニックなので、エステなどのゴリゴリの接客業とは違います。質問したらいくらでも答えてくれますし、希望したコースの説明くらいはありましたが、「こっちのコースもオススメですよ」といった売り込みは無いところがほとんど。
風邪で病院に行って、「今、アレルギーテストのキャンペーン中なんですけど」なんて宣伝を、看護師さん等から受けたことないと思います。
人によっては、アッサリし過ぎていて不満に感じるようですが、勧誘や宣伝を聞かされるだけでストレスを感じてしまう人にはオススメです。
デメリット
次に、医療レーザー脱毛のデメリットも紹介していきます。
学生さんには辛い?料金の問題
まず、最初に立ちはだかるのは「料金が高い」という問題。病院・クリニックで受けられるとは言っても、脱毛は健康保険の対象外で、10割負担です。
全身脱毛だと398,000円/6回(湘南美容外科の場合)ですが、エステだと229,003円/12回(キレイモの場合)と、17万円近い差が出ます。
クリニックによっては学割が効くところもありますが、学生さんにはちょっとハードルが高すぎるかもしれません。私は社会人ですが、それでも一括で払う勇気も財力も無いです。
悲鳴レベル?とにかく痛い
医療レーザー脱毛のデメリットのツートップと言っても過言ではないのが、「痛み」です。
ワキや足などは輪ゴムでパシンッとされるくらいの痛み(その他、腕などはもうちょっと痛くない)。「いてっ」くらいで、余裕で我慢出来る範囲です。
しかし、VIOなど皮膚が薄くデリケートな部分は、悶絶するレベルで痛いです。
テレビを見ながらボタン付けしていて、思いっきり針で指を刺してしまった時の痛みに近いです。針持ってるから気をつけないとと注意してる時じゃなく、完全に無意識でブスッと刺してしまった時のレベルです。
しかもVIOは、ワキよりも照射回数が多いので、何百回単位で、針でブスッ、ブスッと刺され続けるようなものです。あまりの痛みに脂汗が全身に溢れ出るんですが、頬周りだけやたら汗出るなと思ったら涙でした。あんなに無意識で涙が出たのは初めての体験でした。
医療レーザー脱毛でVIOをやったことがある友人は、「交通事故にあうよりは痛くないはず。交通事故よりマシ。交通事故よりマシ」と30分ずっと念仏のように心の中で唱え続けて、どうにか気を紛らわせようとしたそうですが、無理だったそうです。友人曰く「医療レーザー脱毛を受けるのに一番必要なのは、お金より時間より、覚悟と根性と情熱だと思う」とのことでした。
病院・クリニックによっては皮膚麻酔クリームやシールなどがあり、通常料金プラス2,000円くらいで皮膚麻酔してもらえます。
私は、VIOに関しては、皮膚麻酔無しではもう二度とやりたくないです。
やけど、炎症などのトラブルの可能性
お医者さんから言われる注意事項を守ってれば、基本的にはお肌トラブルもあまり起きません。
ただ、リスクはゼロではありません。私も多少赤くなったり、痒くなったりしたので、デートや旅行などの予定が入っている場合は、その三日以上前に受けることをオススメします。
なお、アトピーなどをお持ちの場合は、エステよりも病院・クリニックの方がオススメです。