家庭用脱毛器を探していると、たくさんの種類があり、それぞれの特徴や違いが分からず、どれを選べば良いか分からないものです。
また、インターネットや雑誌をみても、売上ランキング上位の家庭用脱毛器は「〇〇ジャンルで1位!」「販売数〇〇万台突破!」など魅力的なキャッチコピーが目立ち、さらに選択に迷うものです。
今回は、一般で販売されている家庭用脱毛器の種類について、そして、家庭用脱毛器の主流であるレーザー脱毛と光脱毛の特徴と違いについてご紹介します。
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★目次★
家庭用脱毛器の種類は4種類
冒頭でもお伝えした通り、家庭用脱毛器の種類や、商品数が多すぎて、それぞれの特徴や違いが分からないといった経験をした方も多いのではないでしょうか。
一般で販売されている家庭用脱毛器は4種類に分類できます。
今回は、この4種類についてご紹介します。
レーザー脱毛
レーザー脱毛とは、ムダ毛がもつ黒色の色素(メラニン色素と呼ばれるもの)に反応して、熱を含んだレーザ-を照射します。
そして、このレーザー照射の熱によって、ムダ毛が生えている毛根や毛乳頭、細胞を破壊し、脱毛をします。
レーザー照射は熱の出力が高く、強い脱毛効果が期待できます。
そして、熱の出力が強いことから、間違った使用をすると火傷などの肌トラブルを起こす可能性があるため、レーザー脱毛は医療行為だとみなされています。
そのため、レーザー脱毛をして良いと許可がでているのは、医師がいる美容クリニック・美容外科、皮膚科のみになります。
家庭用脱毛器のレーザー照射の場合は、美容クリニックなどで使用される出力よりも、出力を下げているため、医師免許を持っていない一般の方でも使用できます。
また、先述した通り、家庭用脱毛器のレーザー照射は、美容クリニックと比べるとレーザー出力が劣るため、脱毛効果は少なくなります。
そのため、期間と時間をかけて照射回数を増やさなければならないことを理解し、脱毛を行うことが大切です。
家庭用脱毛器のレーザー脱毛の痛みは?
レーザー照射は熱の出力が強いとご説明したので、「脱毛時の痛みが強いのでは?」と疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
事実、レーザー脱毛は痛みがあります。
しかし、先述した通り、美容クリニックなどで使用しているレーザー脱毛と比較すると、かなり出力を下げているので、美容クリニックで受けるレーザー脱毛の口コミによくある「飛び上がる痛み」「麻酔をしなければ耐えられない痛み」が起こることは、ほとんどありません。
ただ、光脱毛と比較するとレーザー脱毛は痛みが強いので、家庭用脱毛器のレーザー脱毛でも痛みは起こります。
痛みに弱い方は、弱い出力から照射を開始しましょう。
光脱毛(フラッシュ脱毛)
光脱毛は、別名フラッシュ脱毛とも呼ばれます。
光脱毛とフラッシュ脱毛は同じものです。(下記、光脱毛に統一します)
光脱毛は、先ほどのレーザー脱毛と同様で、ムダ毛がもつメラニン色素に反応し、光を照射してムダ毛が生えている毛根や毛乳頭、細胞にダメージを与えます。
これは、ほとんどの脱毛サロンや脱毛エステで使用されている脱毛方法です。
光脱毛の脱毛効果は、レーザー脱毛に劣るの?
レーザー脱毛は毛根を破壊しますが、光脱毛は毛根にダメージを与えます。具体的にイメージをすると、レーザー脱毛は毛根を破壊して「ムダ毛が生えにくい状態にすること」、光脱毛は毛根にダメージを与えて「ムダ毛を発育しにくくさせて、少しずつ目立たなくすること」です。
つまり、光脱毛も十分な脱毛効果が期待できますが、効果はレーザー脱毛より劣ることが多いです。
ただ、脱毛効果が実感できるのはムダ毛の質やボリューム、体質や肌質にもよるので、光脱毛の脱毛効果はレーザー脱毛に劣る…と言ったら、そうではありません。
人それぞれ、「レーザー脱毛が合う人」「光脱毛が合う人」がいるのです。
家庭用脱毛器の光脱毛の痛みは?
先ほど、家庭用脱毛器のレーザー脱毛は痛みを感じることがあるとご説明しましたが、光脱毛器の場合も痛みを感じることがあります。
しかし、光脱毛は、レーザー脱毛に比べて光の出力が弱いため、レーザー脱毛より痛みが少ないと言われています。
光脱毛の痛みを防ぐには、アフターケアが大切です。
家庭用脱毛器を使用後、保冷剤などで脱毛箇所を冷やして、落ち着いた後にクリームやジェルを塗って保湿をします。
そうすることで、脱毛箇所の乾燥を防ぎ、痛みも防ぐことができます。
サーミコン脱毛
サーミコン脱毛は、別名、熱線脱毛とも呼ばれています。
これは、脱毛というよりも、「除毛」「ムダ毛処理」というイメージです。
サーミコン脱毛は、熱線を利用して、生えているムダ毛を焼いて、カットする脱毛方法です。
熱線でムダ毛を焼き切ることで、ムダ毛の根本にある毛穴にダメージを与えて、ムダ毛の育成を緩やかにするものです。
そのため、繰り返し使用することでムダ毛が減り、脱毛されるというものではなく、目に見えるムダ毛を取り除いて、目立たなくさせる脱毛方法です。
これだけを見ると、サーミコン脱毛はレーザー脱毛や光脱毛と比較すると、効果が劣るように感じますが、サーミコン脱毛にしかないメリットもあります。
それは、日焼けをしている肌、色素沈着がある皮膚(ホクロ・シミなど)、そしてタトゥーがある肌でも利用できることです。
レーザー脱毛や光脱毛は、黒色の色素に反応して熱あるいは光を照射するので、上記事情がある方は照射ができません。
例えば、日焼けをしている肌に照射をしたら、肌全体に熱や光が反応して火傷をしてしまうリスクがあります。
しかし、サーミコン脱毛は、黒い色素ではなく、ムダ毛に反応するものなので、上記事情の方も安心して使用できます。
超音波脱毛
超音波脱毛器は、先が尖った、ピンセットのような器具の先端にムダ毛を挟みます。
そこに、特殊な超音波を流して振動を起こし、ムダ毛の根本にある毛根に刺激を与えて脱毛をする方法です。
これは、熱や光を与えるものではないので、肌に優しいと言われているレーザー脱毛や光脱毛より、さらに肌を傷つけることなく、肌に優しいものです。
そのため、皮膚が薄く、デリケートだと言われているVIOラインなどの脱毛に向いている脱毛方法です。
しかし、これは、ここまでご紹介した脱毛方法と異なり、ムダ毛1本1本にアプローチをかけて脱毛するため、脱毛にかなりの時間が必要になります。
また、超音波が届く長さ(距離)は家庭用脱毛器によりますが、一般的にムダ毛の長さが5mm以上になると、超音波が届かず、うまく脱毛ができなくなると言われています。
そのため、超音波脱毛をする際にムダ毛が長い場合は、5mm以下の長さにカットをして、脱毛することをおすすめします。
自分に合った家庭用脱毛器を選ぼう!
今回は、家庭用脱毛器4種類についてご紹介しました。
この中でも、家庭用脱毛器のほとんどがレーザー脱毛と光脱毛です。
また、強い脱毛効果が実感できるのも、この2つだと言えます。
そうなると、レーザー脱毛器と光脱毛器、どちらを選べば良いか迷いますよね。
最後に、それぞれの特徴をあげて、比較する方法をご紹介します。
痛みについて
レーザー脱毛器と光脱毛器の痛みを比較すると、レーザー脱毛器の方が、痛みが強いです。
理由は先述の通り、レーザー照射の方が、出力が強いからです。
ただ、出力が強い分脱毛効果も高いため、痛みがあっても、脱毛効果が高い家庭用脱毛器を使用したいと考える方は、レーザー脱毛器がおすすめです。
脱毛期間について
先ほどご説明した通り、光脱毛と比較すると、レーザー脱毛の方が、照射出力が強いため、脱毛期間は短いです。
しかし、美容クリニックなどの照射出力と比べるとかなり出力は弱いため、脱毛箇所によりますが、平均1年~1年半の脱毛期間が必要です。
一方、光脱毛は、レーザー脱毛よりさらに照射出力が低いため、脱毛効果を実感するのに期間が必要です。
こちらも脱毛箇所によりますが、平均1年半~2年半の期間が必要です。
脱毛期間が長くなっても痛みが少ない脱毛を希望する場合は、光脱毛がおすすめです。
1回あたりの脱毛時間について
1回あたりの脱毛時間は家庭用脱毛器それぞれの、照射面積によって変わります。
一般的に、レーザー脱毛器と比較すると、光脱毛器の方が、照射面積が広いことが多いです。
そのため、1回の脱毛時間は光脱毛器の方が短時間で終えることができます。
1回あたりの脱毛時間を短時間で終わらせたい方は光脱毛器、脱毛時間が長時間にわたっても短期間で脱毛効果を実感したいという方はレーザー脱毛器がおすすめです。
上記3項目を理解して、自分に合った家庭用脱毛器を見つけてくださいね。