美容クリニックや脱毛サロンで行う脱毛よりも、リーズナブルに、コストパフォーマンスが良い。
そして、自宅で手軽に脱毛ができるということで、近年利用者が増えている家庭用脱毛器。
家庭用脱毛器の中には、脱毛サロン並みの脱毛効果があると言われているものもあります。
そのため、プロの手ではない、素人の自分が脱毛を行うことで、副作用やトラブルはないのか?と心配になる方も多いはずです。
実際、家庭用脱毛器のトラブルは発生しています。
特に、皮膚が薄くデリケートなI・Oラインを家庭用脱毛器で脱毛した場合、トラブルが起こることが多いです。
今回は、家庭用脱毛器の副作用と、起こる可能性があるトラブルについてまとめました。
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★目次★
そもそも、家庭用脱毛器に副作用はないの?
近年、家庭用脱毛器はどんどん進化を遂げ、機能性も安全性も高いものが多く販売されています。
そのため、家庭用脱毛器で副作用が起こることはほとんどありません。
一方で、機能性や安全性が低い家庭用脱毛器が販売されていたり、誤った使用方法により、副作用が起こることもあります。
今回は、家庭用脱毛器で起こる可能性がある副作用を2つご紹介します。
痛みを感じること
家庭用脱毛器の脱毛方法は、美容クリニックで行われるものと同様の「レーザー脱毛」、そして脱毛サロンで行われるものと同様の「光脱毛(フラッシュ脱毛)」、この2種類がほとんどです。
いずれもムダ毛に含まれる黒色の色素(メラニン色素)に反応し、レーザー脱毛の場合は熱を、光脱毛の場合は光を発生させ、ムダ毛の毛根や細胞にダメージを与えます。
そのため、毛根や細胞にダメージを与える際に痛みが発生します。
家庭用脱毛器の光脱毛の場合は、出力レベルが最大値でも、脱毛箇所を輪ゴムでパチッと弾いた程度の痛みだと言われています。
一方、レーザー脱毛の場合は、照射出力が光脱毛よりも強いため、強い痛みを感じることが多いです。
脱毛時の痛みは、脱毛箇所、そして体質や肌質、痛みに強い・弱いも関係します。
一般的には骨に近い部分や皮膚が薄い部分は痛みやすく、また生理前後は痛みの感じ方が変わるとも言われています。
腫れが起こること
特に、レーザー脱毛を行う家庭用脱毛器の場合は、腫れが起こることが多いと言われています。
敏感肌の方や、もともと肌が強くない方は、赤みや腫れが起こる可能性があります。
家庭用脱毛器で起こる可能性があるトラブルは?
先ほどは、家庭用脱毛器の副作用についてご紹介しました。
続いて、機能性・安全性が低い家庭用脱毛器を使用した、あるいは、誤った使用方法を行った場合に起こる可能性があるトラブルについて、ご紹介します。
これからご紹介する事例は、ほとんどが、正しい使用方法をすれば防げることです。
まず、予め、購入前、使用前に注意事項をしっかりと確認することが大切です。
間違った使い方をしていると
皮膚が薄くデリケートな部分であるIライン、Oライン、そして顔周りを脱毛したい場合は、必ず商品の説明書を確認し、粘膜付近や顔への照射が可能な機種かをチェックしてください。
だいたいの家庭用脱毛器は、Iライン・Vラインなどの粘膜付近、目の近くである顔への脱毛は不可としています。
粘膜付近は皮膚の炎症、ヤケドなど思わぬ怪我に繋がりますし、目に照射時の光が入ると最悪の場合失明にも繋がりかねません。
照射をして良い場所はどこか、必ず説明書を確認してください。
Iライン、Oライン、顔の脱毛は、クリニックやサロンで別料金を取るところもあるほど、プロでも神経を使う部分です。
出力がいくら低いとはいえ、素人が気軽に行っていい部位ではないことだけ、絶対に忘れないでください!
火傷をすること
家庭用脱毛器で起こるトラブルで最も多いものが「火傷」です。
これは、使用当初から高い出力でレーザーあるいは光を照射し、強い痛みが起こり、火傷をすることが多いです。
家庭用光脱毛器は、出力レベルが調節できるものがほとんどです。
高い出力にすると、より強い脱毛効果が期待できることは事実です。
しかし、使用する脱毛器に慣れるまでは、出力レベルが低いものから照射を始めて、火傷が起こらないことを確かめながら脱毛を行いましょう。
また、レーザー脱毛も、光脱毛もムダ毛が持つ黒い色素(メラニン色素)に反応をし、熱あるいは光を放出します。
そこで、皮膚が日焼けをしていたり、色素が濃いシミやホクロ、タトゥーなどがあった場合はムダ毛だとご認識をして、強い熱や光を放ち、火傷をする可能性があります。
最近の家庭用脱毛器は、センサーが付いており、誤認識をしないように作られているものが多いですが、それでも誤認識をする可能性は0ではありません。
このようなトラブルを避けるために、日焼け・色素が濃いシミやホクロ・タトゥーがある箇所を家庭用脱毛器で脱毛することは避けましょう。
色素沈着をすること
ムダ毛をカミソリや毛抜きで自己処理を行い、黒い色素が毛穴に沈着する、色素沈着ができた経験がある方も多いのではないでしょうか。
家庭用脱毛器でも、誤った使用方法をすると、カミソリや毛抜きと同様、色素沈着をする可能性があります。
それは、家庭用脱毛器を使用した後に起こる「かゆみ」と「乾燥」を放置した場合、色素沈着のリスクが高まります。
家庭用脱毛器は肌に優しいと言われていますが、強い熱や光を照射し、毛根や細胞にダメージを与えるため、少なからず肌にダメージは与えます。
特に、IラインやOラインなどの敏感な肌に照射をした場合、ワキや腕、脚などの比較的皮膚が強い箇所と比べるとダメージが大きくなります。
その結果、家庭用脱毛器の使用後、肌のダメージによって起こる乾燥が原因で、かゆみが出ることがあります。
このかゆみを放置してかいた場合、かきむしることでできた傷や炎症から色素沈着を起こす可能性があります。
例えば、夏に蚊にかまれた場所を、かゆいのを我慢できずにかきむしった経験はありませんか?その結果、かきむしったところに茶色や黒色の跡ができて、消えなくなったことはありませんか。
これが、色素沈着です。
埋没毛ができること
レーザー脱毛や光脱毛の家庭用脱毛器で埋没毛ができることは、ほとんどありません。
埋没毛ができるのは、ムダ毛が生えている毛穴から、ムダ毛を抜き取るタイプの家庭用脱毛器を使用した場合です。
例えば、電気脱毛器や泡脱毛タイプの脱毛器などがあげられます。
ムダ毛ごと抜き取るタイプの家庭用脱毛器は、ムダ毛が残ることがなく、高い脱毛効果が期待できます。
しかし、その分、埋没毛ができるリスクを抱えます。
特に埋没毛は、一度できるとなかなか解消できないため、埋没毛ができる脱毛方法はとらないことをおすすめします。
特にIライン・Oラインは肌トラブルに注意すること!
ここまで、家庭用脱毛器で起こる可能性がある副作用、トラブルについてご紹介しました。
すべての項目に登場したように、特にIライン、Oラインは皮膚が薄く、敏感かつ、デリケートな部分です。
家庭用脱毛器の中には、「I・Oラインの使用不可」と書いてあるものが多いです。
家庭用脱毛器でI・Oラインを脱毛する機種は、「I・Oラインの使用可」と記載があり、専用のアタッチメントやカートリッジが用意されていることが多いです。
そのため、使用許可が出ていて、専用の付属品がない場合は使用を避けることをおすすめします。
そして、I・Oラインを脱毛する際は、注意をして行いましょう。
家庭用脱毛器の副作用・トラブルのリスクを理解して脱毛をしよう!
今回は、家庭用脱毛器で起こる可能性がある副作用、トラブル、そして、肌トラブルを起こすリスクが高いI・Oラインの脱毛をする際の注意点をご紹介しました。
家庭用脱毛器は、使用方法を守り、適切な使用をすれば、副作用やトラブルが起こることはほとんどありません。
しっかりとリスクを理解、把握をして、安全に脱毛をしましょう。