薄くなる?濃くなる?脱毛クリームの効果

疑問を持つ女性

脱毛クリームで行う除毛は、脱毛サロンや美容クリニックの脱毛施術のように、回数を重ねるごとにムダ毛が薄くなるというものではありません。

脱毛クリームを使用したときは、ツルツルになっても、時間が経ったらムダ毛が生える…脱毛クリームを使ってムダ毛を薄くできないのか?と思う方も多いのではないでしょうか。

あるいは、脱毛クリームを使用したら、ムダ毛が濃くなるという噂を耳にしたことがあって、脱毛クリームを使うのが怖い、副作用が気になる!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、脱毛クリームを使用すると得られる効果について、脱毛クリームを使ってムダ毛は薄くなるのか?あるいは、濃くなるのか?そして、気になる脱毛クリームの副作用についてご紹介します。

脱毛クリームの効果は?

脱毛クリームの効果は、肌の表面に生えているムダ毛を溶かす、そして脱毛クリームの種類によっては、毛穴に入り込み、ムダ毛を毛根から溶かし、除毛することです。

つまり、脱毛するというより「除毛する」というイメージを持つクリームのことを指します。

そのため、完全にムダ毛が除去されるわけでないため、脱毛クリームの持続期間は約1週間~10日間だと言われています。(持続期間は人それぞれ、体質やムダ毛の質にもよります)

脱毛クリームというと、脱毛サロンや美容クリニックの脱毛施術のように、ムダ毛が生えにくくなる、薄くなるといった印象を持つ方が多いものです。

脱毛クリームの効果と、他の脱毛方法・ムダ毛処理方法の効果をご説明します。

脱毛クリーム

肌の上のムダ毛、ムダ毛が生えている根本を溶かします。

脱毛サロン・美容クリニック

脱毛部分に、専用の光やレーザーを照射することで、ムダ毛が生えている根本(毛根、毛根の奥にある毛乳頭、細胞)にダメージを与えたり、破壊をします→ムダ毛の発育を止める、ムダ毛を薄くする効果があります。

家庭用脱毛器

脱毛部分に、専用の光やレーザーを照射することで、ムダ毛が生えている根本(毛根、毛根の奥にある毛乳頭、細胞)にダメージを与えて、ムダ毛の発育を止める・緩やかにさせる、薄くする効果があります。(脱毛サロンや美容クリニックと比較すると、脱毛効果は弱いです)

カミソリでの自己処理

ムダ毛の根本をカットするため、肌の上にあるムダ毛を除去します。

しかし、毛穴の中にあるムダ毛にカミソリは届かないので、毛穴の中にムダ毛が残ります。

また、カミソリで自己処理を行うと、剃るタイミングで肌に傷がつき、肌にダメージを与えてしまうデメリットがあります。

毛抜きでの自己処理

毛抜きで自己処理をすると、カミソリのように毛穴にムダ毛が残ることなく、ムダ毛ごと抜ける特徴があります。

しかし、毛抜きでムダ毛を抜くと、毛穴が開いてしまったり、黒ずみや毛穴がポツポツと飛び出る肌トラブルを起こしたり、また、埋没毛の原因にもなります。


上記5方法が、主だった脱毛方法、ムダ毛処理方法です。

先述した通り、脱毛クリームは脱毛するものではなく、肌の上に生えているムダ毛を除去する、除毛の役割を果たします。

そのため、脱毛効果や、ムダ毛が生えにくくなる、薄くなるということはありません。

これを理解し、脱毛クリームの特徴を理解した上で、使用することをおすすめします。

脱毛クリームのメリットは?

脱毛クリームのメリットは3つあります。

短時間・短期間で除毛ができること

脱毛グッズとして人気が高い、脱毛サロンの光脱毛、美容クリニックのレーザー脱毛、そして家庭用脱毛器はすべて、脱毛が完了するまでに時間が必要です。(脱毛箇所によりますが、平均1年~3年間)

そのため、「明日、このムダ毛をなくしたい!」という緊急性があるものについては対応ができません。

しかし、脱毛クリームなら、脱毛サロンのようにムダ毛の発育を抑えることはできなくても、目の前にあるムダ毛は、ある程度除去することができます。

そのため、応急処置的なムダ毛処理、すぐに除毛が必要なときには最適な方法です。

リーズナブルに除毛ができること

脱毛クリームは商品によって値段は異なりますが、平均1,000円~5,000円で購入できるものが多いです。

脱毛サロンや医療クリニックで脱毛をすると、プランやキャンペーンにもよりますが、1回20,000円以上必要なものがほとんどです。

また、家庭用脱毛器がリーズナブルだといっても、10,000円以上必要なものがほとんどです。

一方、脱毛クリームは、リーズナブルな価格で除毛することができます。

すぐ手に入ること

脱毛サロンや美容クリニックに通うとなると、施術の予約が必要です。

しかし、脱毛クリームは、予約待ちや在庫待ちをほとんどすることなく、インターネット通販、ドラッグストアで手軽に購入ができるので、すぐ手に入るメリットがあります。

脱毛クリームを使うと、ムダ毛が薄くなるってホント?

「脱毛クリームを使用すると、ムダ毛が薄くなる」という情報を見たり、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際は脱毛クリームを使用しても、ムダ毛は薄くなりません!

なぜかというと、脱毛クリームは、肌の表面に生えているムダ毛を除去するものです。

そのため、ムダ毛が生えるもとであり、毛穴の中にある毛乳頭や細胞にダメージを与えることができません。

つまり、生えてくるムダ毛を薄くする効果はありません。

脱毛サロンや美容クリニックで行う脱毛施術は、ムダ毛が生えるもとで、毛穴の中にある毛乳頭や細胞を破壊したり、ダメージを与えて、期間と時間をかけて、ムダ毛の発育能力を弱らせます。

その過程で、薄いムダ毛・細いムダ毛になり、だんだんムダ毛が生えなくなる…という方法です。

そのため、脱毛クリニックや美容クリニックで施術を受けると、ほとんどの方が、ムダ毛が薄くなります。

しかし、脱毛クリームにはこのような脱毛方法・脱毛効果がないので、ムダ毛が薄くなることはありません。

ただ、まれにムダ毛の質や体質によって、脱毛クリームの効果が毛穴や毛乳頭、細胞に働きかけられ、ムダ毛が薄くなる脱毛効果を発揮することがあります。

たまたまそのような効果があった方が「脱毛クリームを使用して、ムダ毛が薄くなった!」と言うこともあります。

脱毛クリームを使うと、ムダ毛が濃くなることはあるの?

一方、脱毛クリームを使うと、ムダ毛が濃くなると言われることもあります。

これも、事実ではありません。

脱毛クリームを使うと、肌の表面にあるムダ毛を根元から溶かします。

そのため、根元にあるムダ毛の太い部分が残り、それが伸びると、太い部分のままで伸びてきます。

その結果、ムダ毛が太くなったと感じてしまうことが多いです。

そのため、脱毛クリームを使用すると、ムダ毛が濃くなるのではなく、「伸びてきたムダ毛を濃くなったと勘違いをしてしまう」ということが、ムダ毛が濃くなると言われる理由です。

ムダ毛を薄くする抑毛剤・抑毛ローションもある

脱毛クリームは、ムダ毛が薄くなることも、濃くなることもないとご説明しました。

ムダ毛を薄くしたいと思う場合は、脱毛クリームではなく、抑毛剤・抑毛ローションを使用するという手段もあります。

これらは、継続して塗ることで、徐々にムダ毛を薄くする、細くする、そしてムダ毛の育成を抑える効果があります。

ムダ毛を除去したい、薄くしたいという方は、脱毛クリームと抑毛剤と抑毛ローションを併用することをおすすめします。

ただ、脱毛クリームも抑毛剤も少なからず、肌にダメージを与えます。

そのため、使用後の肌ケアはしっかり行うことをおすすめします。

脱毛クリームに副作用はあるの?

先ほど、脱毛クリームは少なからず肌にダメージを与えることをご説明しました。

脱毛クリームを初めて使用する方は、脱毛クリームに副作用があるのではないかと心配になる方も多いものです。

最近の脱毛クリームは、厳しい品質・安全チェックが行われ、健康被害があるものや、強い副作用があるものは販売されていません。

しかし、脱毛クリームは肌の表面にあるムダ毛を溶かすため、少なからず肌に負担をかけます。

そのため、肌質・体質によって起こる可能性がある副作用を2つご紹介します。

かぶれやかゆみが出ること

脱毛クリームは、ムダ毛を溶かすアルカリ性の成分を含みます。

そのため、使用した日の体調や、もともとも肌質によってはかぶれやかゆみが出る可能性があります。

使用する脱毛クリームで肌トラブルを起こさないかどうか、使用前にパッチテストを行うようにしましょう。

色素沈着を起こすこと

先述した通り、脱毛クリームはアルカリ性の成分でできているため、肌に負担をかけます。

脱毛クリーム使用後に保湿ケアを怠ると、肌の潤いが抜け、乾燥します。

そして、この乾燥を放置すると、ダメージを受けた肌にシミや黒ずみなどの色素沈着が起こる可能性があります。

脱毛クリームの正しい知識を持って、使用しよう!

今回は、脱毛クリームの効果・メリットについて、そして、

  • 脱毛クリームを使用して、ムダ毛が薄くなることはないこと
  • 脱毛クリームを使用して、ムダ毛が濃くなることはないこと
  • ムダ毛を薄くしたい場合は、抑毛剤・抑毛ローションと併用する手段もあること
  • 脱毛クリームの副作用は「かぶれやかゆみが起こること」「色素沈着を起こすこと」が挙がること→どちらも、事前のパッチテスト、使用後の肌ケアで予防することができます。

上記4つについてご紹介しました。

脱毛クリームを使用する際は、正しい知識を持って、効果を理解して使用しましょう!

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